クレジットカードはポイ活の必需品!効率的な使い方と注意点
キャッシュレス決済が広く普及し、クレジットカードの利用が一般的になってきています。現在、多くの人々が買い物やサービスの支払いにクレジットカードを利用しており、その利便性とポイント還元のメリットが注目されています。しかし、クレジットカードを利用することに不安を抱えている方や、その仕組みを正しく理解していない方もいるかもしれません。
この記事では、クレジットカードの仕組みや種類、そして安心して利用するための注意点について解説します。クレジットカードをこれから利用しようと考えている方や、既に利用しているがより良く理解したい方にとって、役立つ情報を提供します。カードを安心して活用し、日々の支払いをより効率的に行えるように、ぜひ最後までご覧ください。
クレジットカードの仕組み
クレジットカードは、購入した商品やサービスの代金を後から支払うことができる便利なカードです。現金が手元になくても、カードを使って支払いができます。その際、代金はクレジットカード会社から後日請求されるため、後からまとめて支払うことが可能です。
JCBが公表している2022年版レポートによると、クレジットカードの保有率は86%と高く、ほとんどの方がクレジットカードを所有していることがわかります。また、平均的な保有枚数は3枚で、複数のカードを持っている方が多いという現状です。
クレジットカードの基本的な仕組みは、カード所有者の信用に基づいて、クレジットカード会社が所有者に代わって支払いを立て替えることです。カード所有者がクレジットカードを使って買い物をすると、クレジットカード会社が先にお店に支払いを行います。そして、後日クレジットカード会社から請求書がカード所有者に送られ、1か月分の利用合計金額をまとめて支払うことになります。
- 利用者が買い物をする:まず、利用者がクレジットカードを使って「加盟店」で買い物やサービスを受けます。この時点で、利用者と加盟店の間で売買契約が成立します。
- カード会社が代金を立て替える:利用者がクレジットカードを使って支払うと、カード会社が利用者に代わってその代金を「加盟店」に立て替えて支払います。この仕組みは、加盟店とカード会社との契約に基づいて行われます。
- カード会社が利用者に請求する:カード会社が立て替えた合計金額は、後日利用者に請求されます。請求は通常、その月の締め日までに利用した合計金額を翌月まとめて利用者の銀行口座などから引き落とすという方法で行われます。
お店でクレジットカードを利用するには、そのお店がクレジットカード会社と契約していることが必要です。このようなお店は「加盟店」と呼ばれ、クレジットカード会社との契約によって支払いが柔軟になります。加盟店はお客様のカード利用を受け入れることでビジネスの機会が増え、クレジットカード会社は決済手段の提供を通じて手数料で利益を得ます。
このように、クレジットカードはカード所有者、加盟店、クレジットカード会社の3者が相互にメリットを得られる仕組みです。
世界で使えるクレジットカードブランド
国際ブランドは、クレジットカードの支払いシステムを持っており、世界中で利用できるクレジットカードのブランドのことです。主流の国際ブランドとして、次の7つのブランドが各国でよく利用されています。「7大国際ブランド」とも呼ばれています。
- JCB(ジェーシービー)
- Visa(ビザ)
- Mastercard(マスターカード)
- American Express(アメリカン・エキスプレス)
- Diners Club(ダイナースクラブ)
- 銀聯(ぎんれん、UnionPay)
- Discover(ディスカバー)
クレジットカードはいずれかの国際ブランドの支払いシステムを利用しており、カードの券面には対応する国際ブランドのマークが記載されています。カードを使って支払いをする際、この国際ブランドのシステムが取引を処理し、加盟店との取引を円滑に進める役割を果たします。
クレジットカードを発行するカード会社によっては、利用者が好きな国際ブランドを選べる場合もあれば、選択肢が限定されている場合もあります。カードを作る際に、自分が使いたい国際ブランドが利用できるかどうか確認すると良いでしょう。
クレジットカードのメリット
現金がなくても支払いができる
クレジットカードがあれば現金を持っていなくても買い物やサービスの利用ができます。これにより、ATMで現金を引き出す必要がありません。
ポイントを獲得できる
クレジットカードの支払いでは、利用金額に応じてポイントが貯まります。貯まったポイントは、クレジットカードの支払いに使ったり、他の特典と交換できます。
クレジットカード払いにすると、支払いに応じてポイントが貯まるため、以下のような公共料金や通信費をクレジットカードで支払うことをおすすめします。
水道代
ガス代
電気代
スマホの通信費
特典・優待サービス
クレジットカード所有者は、旅行傷害保険や空港ラウンジの利用、会員限定のチケット優待、ホテルやレストランの割引などの特典・優待サービスを受けられます。
支払い方法の選択肢
クレジットカードでは、一括払いだけでなく、分割払いやリボ払いなど、支払い方法を選ぶことができるので、月々の支出を調整できます。
家計管理がしやすい
クレジットカードの利用明細は、ウェブやアプリを使っていつ・どこで・いくら使ったかを確認できるので、家計簿をつける手間も省けます。
海外旅行や出張での利用
クレジットカードは海外でも利用できるので、海外旅行や出張に行くときに便利です。現地紙幣を多く持ち歩く必要がなくなり、海外の優待サービスや保険などの特典を受けられます。また、海外ATMでキャッシングサービスを利用して現地紙幣を引き出すこともできます。
海外でのクレジットカードの使い方は日本と同じで、支払い時にクレジットカードでの支払いを伝え、カードを決済端末にかざしたり、差し込んだりするだけです。利用する際は、現地のクレジットカードの規制や利用ルールを確認しましょう。
クレジットカードの注意点
クレジットカードを安全かつ賢く利用するためには、いくつかの重要なポイントに注意する必要があります。以下では、それぞれの注意点について分かりやすく説明します。
支払い期限を守る
クレジットカードの利用金額は、引き落とし日に指定した銀行口座から引き落とされます。口座残高が不足していると支払い遅延となり、信用情報に記録が残る可能性があります。毎月の支払い日までに口座に十分な残高を確保しましょう。
締め日と引き落とし日を覚えておく
クレジットカードの締め日と引き落とし日を確認し、支払いのタイミングを把握しておくことが大切です。締め日と引き落とし日を知っておくと、支払いを計画的に行うことができます。
利用状況を確認する
クレジットカードの利用状況は、アプリやウェブサイトでこまめに確認しましょう。利用状況を確認することで、うっかり使いすぎてしまうのを防ぐことができます。
利用可能枠や口座残高を確認する
クレジットカードには利用可能枠(限度額)が設定されています。限度額を超えないように利用することが大切です。また、口座残高を確認して支払いができるように準備しておきましょう。
カードは他人に貸さない
クレジットカードは審査を通過した本人だけが利用できるもので、他人に貸すことは違反です。カードの貸し借りは厳禁で、違反するとクレジットカードが使えなくなることもあります。
暗証番号は他人に教えない
クレジットカードの暗証番号は絶対に他人に教えないようにしましょう。カードが紛失・盗難に遭った場合、暗証番号を知っている人に不正利用されるリスクがあります。
インターネット上での扱いに注意する
クレジットカードをネットショッピングで使う際は、セキュリティ対策を徹底しましょう。OSやブラウザは最新のものを使うことで、セキュリティリスクを軽減できます。
クレジットカードの利用にはさまざまなメリットがありますが、正しく使うためにはこれらの注意点を守ることが大切です。安全で賢いクレジットカード利用を心がけましょう。
クレジットカードの上手な使い方
クレジットカードを賢く使っている人には、以下の7つの特徴があります。これらの特徴を理解し、実践することで、クレジットカードを賢く使いこなすことができます。
3回以上の分割・リボ払いを利用しない
3回以上の分割払いやリボ払いには手数料がかかります。これらの支払い方法は、手数料がポイント還元率の数倍から十倍以上かかるため、極力利用しないように心掛けましょう。
いつ、いくら使ったかを把握している
クレジットカードの利用額を把握して、翌月の請求に困らないよう準備します。利用履歴をメモするなどして、カードの利用状況を常に把握しましょう。
ポイント還元率と年会費のバランスのいいカードを使っている
還元率と年会費のバランスが良いカードを選びます。自身の利用頻度や用途に合わせて最適なクレジットカードを選択しましょう。
保有しているカードの付帯保険を理解している
クレジットカードに付帯している保険の内容を確認し、重複する保険に加入することを避けます。カードの特典を最大限活用することが賢い使い方です。
ポイントの期限切れを起こしたことがない
クレジットカードのポイントの有効期限に注意し、期限切れを起こさないよう計画的にポイントを利用します。
キャッシング枠は0円
クレジットカードのキャッシング枠は、盗難や不正利用を防ぐため、必要がなければ0円に設定します。海外旅行で現地通貨を引き出す際には利用できるよう、事前に検討しましょう。
支払い遅延を起こしたことがない
支払い遅延は信用情報に悪影響を与える可能性があるため、事前に支払い額を把握し、引き落とし口座に十分な残高を用意しておきます。
上手な使い方まとめ
クレジットカードを賢く使うための2つの方法を実践するだけで、クレジットカードを効果的かつお得に利用できます。
余計な手数料を支払わない
- 3回以上の分割払いやリボ払い、キャッシング、残高不足による引き落とし不能を避けることで、余計な手数料を抑えます。
- キャッシング枠を0円に設定し、引き落とし口座に余裕を持たせておくことで、残高不足による引き落とし不能を防ぎます。
- 残高不足による入金遅延を防ぐために、同じ銀行で定期預金を作成して自動貸付制度を利用すると、遅延損害金よりも低い利息で対処できます。
ポイントを最大限活用する
- 固定費や少額の支払いもクレジットカード払いにすることで、ポイントを最大限活用します。
- クレジットカードのポイントアップキャンペーンやポイントを貯められるサイトを活用し、ポイントの有効期限に注意を払います。
- カードによって異なるポイント付与条件を確認し、効率的にポイントを貯めるため、細かい点まで気を配ります。
これらの方法を実践することで、クレジットカードを賢く使い、手数料を抑えながらポイントを最大限活用できます。カードの利用状況を常に把握し、カード会社の特典やサービスを有効活用しましょう。
まとめ
クレジットカードの仕組み
クレジットカードは、カード会社と契約している加盟店で現金を使わずに買い物やサービスを利用できるキャッシュレス決済の一種です。クレジットカードの利用は以下の流れで成り立ちます。
- カード利用: 利用者が加盟店でカードを使って買い物をします。
- カード会社の立て替え: カード会社が利用者に代わって加盟店に代金を支払います。
- 利用者への請求: カード会社が利用者にその月の利用金額を請求し、指定された引き落とし日に口座から代金を引き落とします。
利用者はカードを使った月の利用金額をまとめて翌月に支払います。
クレジットカードのメリット
- ポイント還元: 利用金額に応じてポイントが貯まり、商品やサービスと交換できます。
- 支払いの遅延を回避: 現金がなくても買い物ができるため、現金不足の心配がありません。
- 支払い方法の選択: 一括払い、分割払い、リボ払いなど、支払い方法を選択できます。
- 特典・優待サービス: 旅行保険や空港ラウンジ利用、提携店での割引など、さまざまな特典がついているカードがあります。
- 利用履歴の確認: カード会社のウェブサイトやアプリで利用履歴を確認し、家計管理に役立てられます。
クレジットカードのデメリット
- 使いすぎのリスク: カードでの支払いが簡単なため、使いすぎてしまうリスクがあります。
- 分割払いやリボ払いの手数料: 分割払いやリボ払いを選ぶと手数料が発生し、支払総額が増える場合があります。
- 支払い遅延のリスク: 口座に残高がないと支払いが遅れるリスクがあり、遅延損害金や信用情報への悪影響があります。
クレジットカードの賢い使い方
- 手数料を抑える: 分割払いやリボ払いをなるべく避け、1回払いを選びましょう。
- 支払い日を守る: 支払い日はきちんと確認し、引き落とし日までに口座に十分な残高を用意しておきます。
- ポイントの活用: ポイント還元率の高いカードを選び、ポイントを効率的に活用しましょう。
- 利用明細の確認: 利用明細を定期的に確認し、不正利用がないかチェックしましょう。
- セキュリティ対策: クレジットカードの情報は慎重に取り扱い、暗証番号は他人に教えないようにしましょう。
最後に
クレジットカードは、現金を使わずに買い物やサービスを利用できる便利なキャッシュレス決済の方法です。ポイント還元や特典などのメリットがありますが、使いすぎや支払い遅延のリスクもあるため、賢く使うことが大切です。
分割払いやリボ払いの手数料を避け、1回払いを選びましょう。また、支払い日を守り、口座に十分な残高を用意しておくことで、遅延リスクを回避できます。利用明細を定期的に確認して不正利用を防ぎ、クレジットカードの情報は慎重に取り扱いましょう。
賢くクレジットカードを活用することで、日々の支出を効率的に管理し、ポイントや特典を最大限に活用できます。計画的にカードを利用することで、より豊かな生活を実現できるでしょう。